初めまして。フランスからお便り差し上げます。
アヌシーの紹介
こちらは、フランスアルプスにも近い、スイス、イタリアの国境に接した オートサヴォア県のアヌシー(ANNECY)という町です。ヨーロッパで一番高いモンブランの麓のシャモニーまでは80キロ、フランスに接するスイスのジュネーブまでは40キロに位置していて、冬になるとスキーをするために たくさんの人がやってきます。
アヌシーの町は、標高450メートル、周囲50キロの細長い湖に面しています。 湖はアルプスの山から流れ出る地下水で、ヨーロッパで一番 水が汚染されていないことで有名です。 歴史的には、この地方は19世紀の中ごろにフランスに統合されるまでは、北イタリアの国々との交流も盛んで、町の雰囲気は、建物に色が塗られていたり、建物の1階がアーケードになっていて、旧市街と呼ばれる古い町の中には運河が流れているので、アルプスの中の小さなベニスと呼ばれることもあります。
人口は町と周辺地域をあわせて 15万人くらい、観光、スポーツ産業、精密機械工業が発達していて、フランスの中でも経済活動の発達した地域のひとつです。もちろん、町を出ると山には牧草地が広がり、酪農も盛んで、ロブロッションと呼ばれるチーズが名物です。 冬には、そのロブロッションチーズとジャガイモで作る タルチフレットというグラタン料理をよく作りますし、チーズフォンデュ、ラクレットというチーズを溶かしながら、ジャガイモや生ハムと一緒にたべる料理も、日本の鍋料理のように楽しまれています。
夏は避暑に、冬はスキーにと、一年中旅行客の絶えない場所で、湖の回りにはミッシュランガイドに紹介されるような 有名レストランやホテルが多く、今の季節はクリスマスを過ごす人が集まり、夜になると イルミネーションあふれる町はにぎわいます。
ご紹介する景色は、湖の周りの風景、冬至に近い時期には、日の出は朝8時半ごろで、4時ごろから薄暗くなり始めます。朝もやの湖と、その湖畔の公園とパキエ広場の間の 愛の橋 (ポン デザムール、PONT DES AMOURS)からの景色が好きなので 撮ってみました。 細い運河に 夏の間はボートがつながれる杭だけが 今の季節には見えるだけで、その向こうに この愛の橋が見えます。
運河の中洲に作られた、古い牢獄跡の建物は、アヌシーの顔のような場所で、日中はいつも観光客が耐えないところです。町を歩くと、ヨーロッパのいろいろな言葉が聞こえてきます。ヨーロッパ統一後は、移動が自由になり、貨幣も統一されて、本当に旅行するのが便利になったと 私は思うことが多くなりました。 (次回につづく)
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